キネトスコープとシネマトグラフ
映像の研究が始まったのは、19世紀後半頃からでした。当時の写真技術を応用して、アメリカやドイツ、フランスなどで研究が進められており、この研究の積み重ねを経て、電球の発明で有名なエジソンが1893年にキネトスコープという映写機を発明し、それと同時期にリュミエール兄弟がシネマトグラフという撮影と映写の二つの機能を兼ね備えた複合映写機を発明しました。
キネトスコープは箱型の映写機で、箱の中を覗くと映像が見える仕組みになっていました。リュミエール兄弟はシネマトグラフを使って、工場の出口などのショートフィルムを制作しました。