記録ビデオとは
記録ビデオとは文字通り、イベント(演奏会・公演・発表会・レセプション)などを記録するビデオ(保存用途)で、基本的に複数台のカメラを使用して、イベントそのものを全収録致します。
納品形態としては、現在は「DVD」が主流で、もちろんハイビジョン画質の「Blu-ray」納品にも対応しております。
料金
明確な料金体系を作っておりません。金額はアバウトで下記の感じですが、様々な要因で変化もしますし、ご依頼主の予算もありますので、詳細は お問い合わせ 願います。
プラン | 仕様 | 価格 |
---|---|---|
プラン1 | 本格的な記録ビデオのプラン。ホールなどでの大きなイベント向き。
| およそ18万円〜 |
プラン2 | 中規模のプラン。体育館での発表会など向き。
| およそ12万円〜 |
プラン3 | 小規模のプラン。宴会場などでのイベント向き。
| およそ8万円〜 |
※納品形態として、「プラン1」では、メディア代、トールケース代、ジャケット&盤面の簡易デザイン代、ジャケット&盤面の印刷代込み、「プラン2〜3」では、メディア代、5mmプラケース代、盤面の簡易デザイン代、盤面の印刷代込みです。(印刷は業務用プリンターでの出力になります。) ※価格に上限はありません。予算があればあるだけ、クオリティーは上がります。 |
撮影時の特長「音声を侮る(あなどる)なかれ!」
記録ビデオですので、撮影時に映像にこだわるのは当然ですが、弊社では「撮影と同じくらいに音声の収録」に気をつけております。記録ビデオとは、イベント終了後に改めて客観的な立場で視聴します。その際に視聴者が感じるライブ感は、「映像より音声が重要だ!」と弊社は考えております。
映像に関しては、距離を置いた場所からの撮影となり、どうしても客観的な映像になるのは記録ビデオの宿命です。まさかステージ上にカメラマンが右往左往するわけにもいきませんし、小さいカメラをステージ上に数台仕込む手もありますが、当然予算が掛かります。(カメラが被写体に近づいて撮影すると、映像に緊張感が増し、イコール、ライブ感にも影響します。)
皆さんが複数の業者が制作した記録ビデオを、どれくらい視聴して見・聞き比べたことがあるか分かりませんが、記録ビデオを見ていて音声に違和感を感じたり、不快に思われたことはあるはずです。
それは、マイクの設置場所が悪いのが原因で、例えば、マイク周辺の方の話し声や咳払いが変に耳についたり、厚みのない音声だったり、舞台上でマイクを使って話をしているのに聞き取りにくかったり...。
弊社が記録ビデオを収録する際、音響設備が備わっている会場などでは、エアー・マイク(会場音を拾うマイク)とステージ・マイクの出力を会場からダイレクトにライン出力してもらい収録します。また、学校の体育館などが会場になる場合は、弊社でエアー・マイクとステージ・マイクを準備して収録いたします。(予算にも関係してきますが...。)
音響設備が備わっている会場から音声を収録するのは、どの業者でも行っておりますが、その収録方法や後処理の仕方などに弊社の技術(ノウハウ)があります。また、体育館などで弊社がマイクを設置する際は、その設置場所やマイク・ラインの取り回しなども弊社の技術(ノウハウ)があります。
収録別音声系のサンプル映像は下記ページを参照願います。(Youtubeでも、ある程度のクオリティーは確保されているかと思います。)
- 市立函館高等学校吹奏楽局・第10回定期演奏会(会場:函館市民会館・大ホール)
- 函館市立高丘小学校吹奏楽部・第21回定期演奏会(会場:高丘小学校体育館)
- 知内町立知内中学校吹奏楽部・第29回定期演奏会(会場:知内町中央公民館)
- 桃井バレエ教室・バレエと音楽の夕べ「くるみ割り人形」全幕公演(会場:今金小学校・体育館)
編集時の特長「後編集で愛情のある編集!」
記録ビデオの制作方法として、複数のスタッフと、映像を切り替えるスイッチャーと記録するレコーダーを用意して、現場にてライブでビデオを制作する「ライブ収録」という方法と、現場で各カメラ映像を個別に収録して、その収録素材を後日編集して制作していく、文字通りの「後編集」という方法があります。
ライブ収録の利点・欠点
- 【利点】その場でビデオを作っていくので、後日の編集(フィニッシング作業)が早い。
- 【欠点】スタッフの人件費が掛かる。
- 【欠点】スイッチング・ミスの修正作業が必要。(修正作業のため、いずれにせよ各カメラにて収録が必要。)
- 【欠点】機材が多くなるため、コストも掛かり、設置・撤去時間も必要。(スイッチャー、ミキサー、モニター数台、映像ケーブル多数、スタッフ間の連絡ラインなど)
- 【欠点】各スタッフの経験がそれなりに必要。(ディレクターのスイッチングの癖、カメラマンの技量)
- 【欠点】場の雰囲気で画のつなぎにディゾルブが多くなる。(ディゾルブとはオーバーラップのことで、ライブ・スイッチングの際、何故か多様する傾向に。本来はカットつなぎが基本!)
なんだか「欠点」ばかりが目立ちますが、要は予算がたくさんあり、機材も人材も一流どころを揃えることが出来るのであれば、「ライブ収録」をしたにこしたことはありません。実際テレビ局や大手プロダクションでは、イベント収録のほぼ全ては「ライブ収録」をしております。ただ、ローカルな環境で予算も人材も無い中で「ライブ収録」をする危険性、イコール、クオリティーの低下を起こすようなことは危険すぎると弊社は考えます。
ただ、上記「ライブ収録の利点・欠点」の逆が「後編集の欠点・利点」になる訳で、弊社はなるべく予算を抑えるため、現場のスタッフが少人数で済む「後編集」にて、記録ビデオを制作しています。
弊社の編集設備には、複数台のカメラ収録素材(データ)を同時に再生させて、ライブ感覚でスイッチング編集が可能な「マルチカム編集機能」を備えており、「非常に効率的な編集作業が可能」です。標準的な吹奏楽の定期演奏会の素材では、本編の編集作業時間は「1日もあれば十分」で、確かに「ライブ収録」よりは時間が掛かりますが、言い換えれば「より愛情ある細かい編集が可能」となり、「作品自体のクオリティー向上」に努めております。(弊社では音楽物の編集に、1〜2フレーム単位(1/30秒)の編集点にこだわることもあります。)
記録ビデオ依頼時の注意点
■弊社スケジュールについて
弊社に記録ビデオの制作依頼される際の注意点として、弊社よがりで言葉が悪いですが「早い者勝ち」になります。
特に中学校の吹奏楽部・定期演奏会などは、日程が重なる場合が多々あるかと思います。弊社にレギュラー的にご発注頂く団体様は、1年前からスケジュールを押さえておりますので、まずはスケジュールの確認をお願いいたします。
■機材トラブルについて
弊社では、日頃の機材メンテナンスを欠かさず行っておりますが、使用している機材が業務用とは言え、トラブルが皆無とは言えません。
複数台のカメラで収録している場合、まるまる全てのカメラでトラブルが発生する可能性は、まず無いと言えますので、何らかの形で納品可能かと思いますが、最悪の場合は納品出来ない事も考えられます。
その際は、大変申し訳ありませんが、保証致しかねますことをご了承願います。もちろんお代は一切、頂きません...。