sachtler(ザハトラー)の下位モデル(DVクラス)の三脚ヘッドには「パンバーDV75」という、パン棒が付属されています。
今回紹介するのは、そのパン棒が「長すぎる!」ので、「ぶった切ってしまった!」と言うお話です...。(^^;)
弊社の撮影スタイル向きではないパン棒
弊社では、年間数本の記録ビデオ撮影を行っており、函館の市民会館などで撮影する際は、カメラ用のスペースが無いので、普通にイス席へカメラ機材を設置して撮影している訳ですが、弊社の撮影スタイル、1人で2〜3カメの操作をする時に、前後の席間という狭い環境の中で、カメラ操作を隣のカメラへ移行する際、パン棒が長過ぎ操作する手が誤って触れてしまい、固定しているはずのカメラが予期せず動いてしまうことが多々ありました。(>_<)
sachtler(ザハトラー)の上位モデル、放送用クラスのカメラを載せる三脚ヘッドでは、パン棒は伸縮可能なタイプが付属しており、下位モデルでも製品としてありそうな気もして、短いパン棒があるか販売代理店の方へに問い合わせてみたところ、上位機種と同様の伸縮可能なパン棒が発売されているとのこと。
品名は「パンバーDVライト」。
「お!あるじゃん!それそれ!(^o^)」と思い値段を伺ったら「定価45,000円」...。orz
弊社導入の三脚ヘッドは、DV6SBとFSB6Tが1台ずつ、FSB4が3台。
そのFSB4が「定価89,250円」なので、「パンバーDVライト」自体の値段がヘッドの値段の半分であり、弊社所有の三脚5台分を併せて購入したら、FSB4が軽く2台買えてしまいます...。(^^;)
弊社みたいな弱小プロダクションでは、ちと現実的でない気がして、購入を断念...。(--;)
そこで、「♪ 泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」では無いですが、「長いなら 切ってしまえ パン棒を!」てな事で、思い切って「ぶった切る」ことを決意!(^^)v
ただ、パン棒を切っただけだと「ニギニギする箇所(グリップ)」がちょっと ダサイ(死語?)ので、とりあえずパン棒の直径を測ってみると16φ。
その情報を元に、近所のホームセンターへ行ってみると、有るではないですか!
穴系16φ、外径32φ、長さ120mmのウレタン・スポンジが!(o^^o)
個人的に、このウレタン・スポンジの肌触りは、嫌いではないので、即購入!
それで、いよいよ「ぶった切り」の作業です!
加工作業
作業的に、鉄を切断出来る鋸で切っても良いのですが、面倒なのでグラインダーで切断。火花を飛び散らせ、たった1分も掛からずあっけなく切れました。
※かなり以前に加工したので、加工中の画像は無いです...。すいません...。m(_ _)m
切った断面は、塗装前のパン棒自体の素材色(アルミですよね?)、シルバーですので、見た目が悪いので、つや消しの黒塗装。
あとは、ウレタン・スポンジを差し込むのですが、撮影時にパン棒を操作中、グリップが空転すると撮影にも影響しますので、ゴム系接着剤を流し込み、パン棒とウレタン・スポンジを接着。
良い感じに仕上がりました!(^^)v
適度な長さのパン棒は?
そこで、問題なのは、「どのくらいの長さにするか」です。
元々自分の場合、記録ビデオを撮影中にパン棒を切る前の長さで使用中も、パン棒のグリップ部ではなく根元付近を持って操作していました。
それは、約30m程先の被写体をアップで捉えるには微妙な操作が必要であり、パン棒のグリップを持って操作するのは、右手の微妙な揺れがカメラに伝わり、映像が揺れてしまうからです...。
例えるなら、裁縫で針の穴に糸を通す際、なるべく糸の先端よりを持って通すのと同じで、持つ箇所を糸の先端から離して持つと、手の揺れが糸へ伝わりやすくなり、糸を通しにくい感じですかね...。
なので、一番最初に切ったパン棒は、結構短いです...。(^^;)
この短いパン棒。確かに記録ビデオなどの撮影の際は、問題無かったのですが、普通の撮影の際にウレタングリップ部を握って操作してみると、クイックなパンやチルトの操作で以外と力が入れにくく、短すぎたと反省...。\(__ )
そうこうして、2本目、3本目を加工し、結局、元のグリップの根元付近か、2〜3cm内側がベストと発見!
結局5つの三脚ヘッドに付属しているパン棒全てを短く加工して、ようやく自分好みのパン棒が出来上がりました!
*掲載画像に写っている切断前のパン棒は、たまたまヤフーオークションで出品されていた物を、予備として使えると思って落札した物で、今回の紹介で役に立ちましたが、普段全然使ってません...。(^^;)
加工依頼を承ります!
加工自体、さほど難しくないですし、ウレタングリップなどを入手可能であれば、是非、チャンレジしてみて下さい!
でも、「自分は加工作業は苦手だけど、短いパン棒が良い!」と思われた方がおられましたら、弊社で加工作業を承ります。
加工賃は「7,500円(税別)」では如何でしょうか?
現物をお送り頂き、加工して返送させて頂きます。
料金に含まれる物は下記の通り。弊社まで送付する送料と、代金の振り込み手数料はご負担願います。
- 切断加工賃
- 切断面の黒塗装
- ウレタン・スポンジ代
- ウレタン・スポンジ接着代
- 加工後の返送代
タイミングに依りますが、1週間程度でお手元に返却出来るかと思います。
なお、支払い方法は、銀行振り込み(楽天銀行)にてお願い致します。
ご依頼は、お気軽に 「お問い合わせ」 下さい!